羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
食事は作れるときは私が作ったり先輩が作ったりしたけど、二人とも仕事で忙しい時は家政婦さんに頼ったり、外に食べにいったりもした。
それは先輩が、家事は絶対にどちらも無理しないほうがいい、と言い張ったからだ。
だから私も自分が作りたいなぁと思うときだけ作るようにしている。
今日は私が早く仕事が切り上げられたので、食事を作った。
シチューとサラダとバゲットと言う何でもない組み合わせだけど、先輩は、おいしい、と何度も言ってくれて、また作ってあげたいなぁと思っていた。
そのとき、ふと、まるで新婚生活みたいだな、と思う。
二人で暮らしていると、そんなことを思うことが増えていた。