羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】

 それから数十分後、私はタクシーを飛ばして、先輩のマンションまで来ていた。
 先輩はどうやらあの後そのまま帰ったらしく、先輩がそこを指定したのだ。

 それを聞いて、ちょっとほっとした自分がいるような、やっぱりいないような。

 ちなみに、待ち合わせはカフェとか、店とか、でお願いしますと言ったのだけど、俺も疲れてるからうちに来ないなら別の日に、となぜか強気で言われたので、しぶしぶこちらに来た次第だ。

 何にしてもすぐに帰るので関係ない。

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