羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
「私と会ってから他の女性は……⁉」
「一度、高級クラブの女性に接近してもらったのだけど」
「で……?」
「だめだった」
先輩はあっさり言う。
「……お、おう……」
私は戸惑いながら頷く。なんだか頭痛くなってきた……。
「でも、夜に家で、みゆのあの目を想像してたら……」
「ちょ、もう、もう、やめてください……! わかりましたから!」
私は慌てて話をうち切った。どうしていいかわからないけど、とんでもない話なのは間違いない。