恋を忘れられない私。

次の日


「けほっ、けほっ…」

「楓乃、大丈夫?風邪?」


「うん…そうみたい。今日はマスクしておかなくちゃ」


私は家から持ってきた白いマスクを取り出す。


「今日の体育出来そう?無理だったら、まっつんに言っとくよ」


まっつん、というのは担任の先生のあだ名だ。


「お願いします…」


体もだるくて喉も痛かったので、体育は見学することにした。
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