君と私
変な奴

side柊

今日もまた屋上に呼び出された

あー時間の無駄だ

屋上に着くと、顔を赤くした女が1人いる

口を開かなくてもわかるどうせ

「好きです」

やっぱりそうだと思った

「ごめん無理」

優しくして泣かせるより

きっぱり断った方がいいと思う余計な希望持

たせたら可哀想だし

そう思いながら屋上の扉を開けて去る

俺いつか、女に刺されて死ぬかもなー


次の日
肘を着いて外を眺めていると

「おはよう佐瀬くん」

昨日の人の声がしてきた

隣の席なんだ、めんどくさいと思いながら外

を眺め続ける

「あのね私、佐瀬くんにもっと私のこと知っ

てもらうために話しかけてるんだけど昨日は

ごめんねあまり話したことない人に

好きとか言われたら困るよねだから自己紹介

から始めるね」

この人なんかズレてる

小さい頃の勘違い話がおかしくて思わず笑っ

てしまった。

こんなに笑ったのいつぶりだろう

チャイムがなってその場は終わった
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