まだ、青く。
またわめき出した杉浦くんを志島くんは剣先のような鋭い眼差しで睨み付けた。
すると、突如として杉浦くんは口をつぐんだ。
なんだか一回りくらい小さくなってしまったように見える。
心だけじゃなく、体も縮んじゃったら大変だなぁなんて、半ばのほほんと妄想していると、志島くんが杉浦くんをどかして私の前に現れた。
「朝からごめん。こいつ俺の幼なじみの杉浦兆っていうちょっとうるさくて厄介なやつ」
「悪かったな、厄介で」
杉浦くん、拗ねてる。
幼稚園児みたい。
高校生でこんな分かりやすい拗ね方する人いたんだ。
と、ちょっと変な感心をしてしまう。
「でも悪いやつじゃないんだ。報道部で父親も新聞記者だからさ、そういう血が騒いで錯乱しただけだから」
「凪~!何気フォローしてくれてんのな。ありがど~!」
杉浦くんは半分泣きながら志島くんに抱きついた。
給食でゴーヤやピーマンが出ちゃったから仕方なく食べたんだけど、やっぱりダメだったっていう時の小学生みたいな顔をしている志島くん。
なんだかこの2人を見ていると心がじんわりと温まってくる。
優しくて温かい。
すごく理想的な距離感を保ってて良い関係なんだと感じた。
すると、突如として杉浦くんは口をつぐんだ。
なんだか一回りくらい小さくなってしまったように見える。
心だけじゃなく、体も縮んじゃったら大変だなぁなんて、半ばのほほんと妄想していると、志島くんが杉浦くんをどかして私の前に現れた。
「朝からごめん。こいつ俺の幼なじみの杉浦兆っていうちょっとうるさくて厄介なやつ」
「悪かったな、厄介で」
杉浦くん、拗ねてる。
幼稚園児みたい。
高校生でこんな分かりやすい拗ね方する人いたんだ。
と、ちょっと変な感心をしてしまう。
「でも悪いやつじゃないんだ。報道部で父親も新聞記者だからさ、そういう血が騒いで錯乱しただけだから」
「凪~!何気フォローしてくれてんのな。ありがど~!」
杉浦くんは半分泣きながら志島くんに抱きついた。
給食でゴーヤやピーマンが出ちゃったから仕方なく食べたんだけど、やっぱりダメだったっていう時の小学生みたいな顔をしている志島くん。
なんだかこの2人を見ていると心がじんわりと温まってくる。
優しくて温かい。
すごく理想的な距離感を保ってて良い関係なんだと感じた。