まだ、青く。
2日後の夕暮れ時。
東京から昊お母さんが急いで駆けつけ、夏目家に姿を現した。
「汐莉っ...」
「昊っ!」
私の2人の母が20年ぶりの再会を果たした。
「汐莉、今までワタシの分まで厳しくも優しく天を育ててくれて...本当に、本当に本当にありがとう」
「ワタシこそ、こんな素敵な子の母親にしてくれてありがとう。昊が遠くから愛情を注いでくれていたから、ワタシは母親として天をここまで育てることが出来たの。昊、ありがとう...」
幼なじみで親友だった2人。
その2人を繋いだのは、紛れもなく、私。
2人の母に愛情を注いでもらって育った私は、きっと誰よりも心が大きく広くなったと思う。
昊お母さんがくれた、名前のように。
そして、これからも私は2人の愛情と思いを受け止めて生きていくんだ。
私が2人をこれからも繋いで、その縁が切れないようにしっかりと結んでいく。
それが娘としての私の役目だと思う。
「昊お母さん、汐莉お母さん...」
2人に伝えよう。
今までの分も全てひっくるめて
私の心に生まれた
この温かく優しい気持ちを。
この固く強い思いを。
今、言葉にしよう。
東京から昊お母さんが急いで駆けつけ、夏目家に姿を現した。
「汐莉っ...」
「昊っ!」
私の2人の母が20年ぶりの再会を果たした。
「汐莉、今までワタシの分まで厳しくも優しく天を育ててくれて...本当に、本当に本当にありがとう」
「ワタシこそ、こんな素敵な子の母親にしてくれてありがとう。昊が遠くから愛情を注いでくれていたから、ワタシは母親として天をここまで育てることが出来たの。昊、ありがとう...」
幼なじみで親友だった2人。
その2人を繋いだのは、紛れもなく、私。
2人の母に愛情を注いでもらって育った私は、きっと誰よりも心が大きく広くなったと思う。
昊お母さんがくれた、名前のように。
そして、これからも私は2人の愛情と思いを受け止めて生きていくんだ。
私が2人をこれからも繋いで、その縁が切れないようにしっかりと結んでいく。
それが娘としての私の役目だと思う。
「昊お母さん、汐莉お母さん...」
2人に伝えよう。
今までの分も全てひっくるめて
私の心に生まれた
この温かく優しい気持ちを。
この固く強い思いを。
今、言葉にしよう。