まだ、青く。
#3 約束です。
「ジャジャーン!皆のお陰でゆとりっぷ7月号が無事完成しました~!」
「お~っ!すっご!ついにオレの名が...!」
「まぁ、こんなちっこくだけど」
「わ...マジか」
「いいじゃないですか。名前が載っただけでもボクは十分です」
「何カッコつけてんだよ!」
兆くんが力強く肘で涼介くんを小突いた。
「あいたっ」
「それにしても、本当に載っちゃうなんて...。夢のようです!」
「引退する前には携わりたいなぁって思ってたから間に合って良かったわ。いやぁ、感無量...!」
日が伸び、まだ茜色は見えない。
3階の端っこの部室で報道部の皆は黄色い歓声を挙げていた。
私はというと、胸のぽかぽかが喜びなんだと解釈し、にこにことぎこちなくも笑っていた。
そして、ぎこちないのは斜め左の彼も同じ。
今日はなんだか眠そうで、苦笑いしながらこっくりこっくり首の上下運動をしている。
「おい、凪!お前さぁ、何眠そうにしてんだよ?!しっかりしろよ~」
「もしかして毎日徹夜?」
千先輩の言葉にこくこくと首を動かす凪くん。
徹夜してるということは
もしや...。
「お~っ!すっご!ついにオレの名が...!」
「まぁ、こんなちっこくだけど」
「わ...マジか」
「いいじゃないですか。名前が載っただけでもボクは十分です」
「何カッコつけてんだよ!」
兆くんが力強く肘で涼介くんを小突いた。
「あいたっ」
「それにしても、本当に載っちゃうなんて...。夢のようです!」
「引退する前には携わりたいなぁって思ってたから間に合って良かったわ。いやぁ、感無量...!」
日が伸び、まだ茜色は見えない。
3階の端っこの部室で報道部の皆は黄色い歓声を挙げていた。
私はというと、胸のぽかぽかが喜びなんだと解釈し、にこにことぎこちなくも笑っていた。
そして、ぎこちないのは斜め左の彼も同じ。
今日はなんだか眠そうで、苦笑いしながらこっくりこっくり首の上下運動をしている。
「おい、凪!お前さぁ、何眠そうにしてんだよ?!しっかりしろよ~」
「もしかして毎日徹夜?」
千先輩の言葉にこくこくと首を動かす凪くん。
徹夜してるということは
もしや...。