ややぽちゃ姫と3人の王子様
「望愛、覚悟してて」
「ん?」
「キャンディよりも甘い底なし沼に引きづりこんで、一生、僕に溺れさせてあげるからね」
望愛が、僕の肩に顔を乗せウンウン頷いている。
ムッチーが「クサい、セリフ」と、呆れている。
大地君が「沼ワード禁止! 望愛ちゃんはその言葉に弱いんだから!」と、僕の背中を叩いてくる。
僕は抱きしめている腕をほどき、望愛の唇にキスを落とす。
ライバル王子2人にも
世界中の男たちにも
『望愛は僕だけの宝物』
そのことを知らしめるために。
☆ややぽちゃ姫と3人の王子様☆
HAPPY END