狙われてますっ!
黙って乗っていた真琴の同期、青木輝美だった。
ゆるくウェーブのかかった肩までの黒髪。
しっとりとした雰囲気の真琴とは対照的な、目鼻立ちのハッキリした美女だ。
「派遣で目立つ子が入ってきたから、またチャラチャラ、うちの出世頭のイケメンでも狙いにやってきたのかと思ってたわ」
という言葉にトゲがある。
な、なにがあったのですか、青木さん……と怯える汐音に輝美は言った。
「居るのよ。
派遣で入ってきたと思ったら、あっという間に、うちのイケメン社員かっさらってく奴」
まあ、しょうがないわよね、と真琴がちょっと笑って言う。
「新入社員もだけど。
どうしても、新しく入ってきた子の方が新鮮に見えちゃうものね」
ゆるくウェーブのかかった肩までの黒髪。
しっとりとした雰囲気の真琴とは対照的な、目鼻立ちのハッキリした美女だ。
「派遣で目立つ子が入ってきたから、またチャラチャラ、うちの出世頭のイケメンでも狙いにやってきたのかと思ってたわ」
という言葉にトゲがある。
な、なにがあったのですか、青木さん……と怯える汐音に輝美は言った。
「居るのよ。
派遣で入ってきたと思ったら、あっという間に、うちのイケメン社員かっさらってく奴」
まあ、しょうがないわよね、と真琴がちょっと笑って言う。
「新入社員もだけど。
どうしても、新しく入ってきた子の方が新鮮に見えちゃうものね」