狙われてますっ!
求はこじんまりとした汐音のアパートを見上げ、
「お前の部屋は何処だ?」
と訊いてくる。
だが、すぐに、
「いや、別に上がり込もうと言うんじゃない」
と慌てて付け足してきた。
「えーと、一階のそこです」
と汐音が東端の部屋を指さすと、求は、うん? という顔をする。
「一階なのか、女子なのに」
物騒じゃないのか、と言ってきた。
「ちっちゃな庭がついていていいんですよ」
と汐音は言ったが、求が不安そうなので、
「二階だとうるさいかな、と思って」
と一階に住んでいる理由を補足してみた。
うるさい?
誰が? なにが?
という顔を求はしたあとで、
「うるさいなら出たらどうだ?」
と訊いてくる。
「お前の部屋は何処だ?」
と訊いてくる。
だが、すぐに、
「いや、別に上がり込もうと言うんじゃない」
と慌てて付け足してきた。
「えーと、一階のそこです」
と汐音が東端の部屋を指さすと、求は、うん? という顔をする。
「一階なのか、女子なのに」
物騒じゃないのか、と言ってきた。
「ちっちゃな庭がついていていいんですよ」
と汐音は言ったが、求が不安そうなので、
「二階だとうるさいかな、と思って」
と一階に住んでいる理由を補足してみた。
うるさい?
誰が? なにが?
という顔を求はしたあとで、
「うるさいなら出たらどうだ?」
と訊いてくる。