狙われてますっ!
「まず、初めての朝に何故、インスタントだ」
「な、慣れない台所は使いにくいので……」
そう汐音は言い訳してみたが、
「何処の台所もお前には使いにくいだろうが。
料理しないんだから」
とまた突っ込まれる。
あの……今日、おにいちゃんじゃなくて、渡真利さんが来たのは、こうして、私を鋭く批判するためなんですかね?
と思う汐音の前では、渡真利の横を陣取ってる真琴が、
私はちゃんと手作りの味噌汁を出しますよ、という目で、うっとりと渡真利を見上げていた。
あの……、ほんとうに松本さんはどうなりましたか……と思いながら、汐音がそんな真琴を見ていると、
「汐音は台所の魔術師だからな」
と溜息混じりに求が言ってきた。
「初めて実家でサラダを作ってもらったときもビックリした……」
と勝手に語り出す。
「な、慣れない台所は使いにくいので……」
そう汐音は言い訳してみたが、
「何処の台所もお前には使いにくいだろうが。
料理しないんだから」
とまた突っ込まれる。
あの……今日、おにいちゃんじゃなくて、渡真利さんが来たのは、こうして、私を鋭く批判するためなんですかね?
と思う汐音の前では、渡真利の横を陣取ってる真琴が、
私はちゃんと手作りの味噌汁を出しますよ、という目で、うっとりと渡真利を見上げていた。
あの……、ほんとうに松本さんはどうなりましたか……と思いながら、汐音がそんな真琴を見ていると、
「汐音は台所の魔術師だからな」
と溜息混じりに求が言ってきた。
「初めて実家でサラダを作ってもらったときもビックリした……」
と勝手に語り出す。