狙われてますっ!
「さっきまで、キッチンに並んでいたカラフルな食材がすべて消えて。
おむすびがちょこんと並んでたんだ。
サラダは何処に消えたんだ、と思ったら、全部おむすびの中におさまっていた……」
とまるで今、その現場を目の前にしているかのような表情で求は呟く。
「え? サラダの材料がどうやっておむすびに入るんですか?」
そんな輝美の問いかけに、腕組みした求は眉をひそめて言う。
「それが何故か違和感なく、入ってたんだ。
焦げた表面を剥いだらしきササミは、スモークしたかのような香りだけが程よく残り。
甘辛く炒められていたサラダだったはずの野菜も味のアクセントのように入っていた」
「……ドレッシング失敗しちゃって。
変な味のままかけちゃったんで、野菜は洗って焼いて、味をつけかえたんですよ」
と汐音は言って、求に、
「まず、味を見てからかけろ……」
ともっともなことを言われる。
おむすびがちょこんと並んでたんだ。
サラダは何処に消えたんだ、と思ったら、全部おむすびの中におさまっていた……」
とまるで今、その現場を目の前にしているかのような表情で求は呟く。
「え? サラダの材料がどうやっておむすびに入るんですか?」
そんな輝美の問いかけに、腕組みした求は眉をひそめて言う。
「それが何故か違和感なく、入ってたんだ。
焦げた表面を剥いだらしきササミは、スモークしたかのような香りだけが程よく残り。
甘辛く炒められていたサラダだったはずの野菜も味のアクセントのように入っていた」
「……ドレッシング失敗しちゃって。
変な味のままかけちゃったんで、野菜は洗って焼いて、味をつけかえたんですよ」
と汐音は言って、求に、
「まず、味を見てからかけろ……」
ともっともなことを言われる。