狙われてますっ!
「だが、そのサラダの残骸が――」

 ……残骸。
 いやまあ、そうなんですけど、と汐音は苦笑いして聞いていた。

 だが、求はそこから褒めてくれる。

「何故か、いい感じにおむすびにマッチしていて美味かったんだ。
 実はこいつ、料理上手いんじゃないかと一瞬思ってしまうほどに」
と求は言ってくれたが、

「……当初予定していたものから大きく()れてる時点で、なにも上手くないと思うが」
と冷静に渡真利が言っていた。




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