告白予約。〜猫系男子は赤面少女に夢中〜

　朝のホームルーム中に感じた違和感は当たっていて、予定日より早く女の子の日がきていた。

　自覚すると不思議ことにどんどん身体は怠くなっていく。

　しかも、運が悪い事に一限目から体育だ。流石に動けそうにないから、体操着に着替えた後教師に見学すると伝え、体育館の端に座る。今日の授業はバレーらしく、運動神経の良い有菜ちゃんは喜んでいた。



　私は球技全般苦手だから見学で得したな。そう思いながらお腹をさすっていると、体育館の半面を使った男子がバスケの授業をしているのが見えた。高田くんはムードメーカーらしく、大声でクラスメイトを盛り上げている。

　そして、水瀬くんは自分に回ってきたボールを受け取り、上手くパスを出す。女子達は水瀬くんのその様子見て、きゃっきゃと騒いでいた。



「（すごいモテてるなぁ）」