告白予約。〜猫系男子は赤面少女に夢中〜
「……無視されんの、すげぇ辛くて。それで、あいつらに言われたんだよ」
「……なんて」
「お前のこと自分達と一緒にいじめたら、付き合ってないって認めてやるし、無視するのもやめるって」
「!」
「最低だけど、俺……自分が楽になることを優先した」
驚きで身動きができなくなる。
だから、あんなに突然陸くんは変わったんだ。
それに、陸くんは私のことを好きでいてくれたんだ。それでイジメられて、耐えて、心が弱ったタイミングで最終的に出された条件を飲んでしまったんだ。
私は制服のスカートを握りしめ、陸くんの話の続きを聞く。