竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
◆◆ 2
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いつものように丸まってウトウトしていたエミーユは、遠くで物音がするのに気が付いた。がやがやとした喋り声、それに沢山の足音だ。
[ねえ、何か物音がしない? 遠くから誰かが近付いて来るみたいな]
エミーユの問いかけに、丸まって寝ていたシェットとイレーコは顔を上げる。
[確かに何か聞こえるね]
イレーコがピンと両耳を立てる。
[ウォルトの匂いがする]
シェットも鼻をひくひくとさせた。
[こんなに夜遅くにどうしたんだろう?]
シェットが外に様子を見に行ったので、エミーユとイレーコも後に続く。ラトも少し遅れて外に出て来た。
[ウォルト! ウォルト!]
王宮のほうから足早に歩いてくるウォルトを見つけ、シェットは尻尾をぶんぶんと振りながら興奮して叫ぶ。後ろには、イレーコやエミーユ、ラトの相棒をしている竜人もいた。
いつものように丸まってウトウトしていたエミーユは、遠くで物音がするのに気が付いた。がやがやとした喋り声、それに沢山の足音だ。
[ねえ、何か物音がしない? 遠くから誰かが近付いて来るみたいな]
エミーユの問いかけに、丸まって寝ていたシェットとイレーコは顔を上げる。
[確かに何か聞こえるね]
イレーコがピンと両耳を立てる。
[ウォルトの匂いがする]
シェットも鼻をひくひくとさせた。
[こんなに夜遅くにどうしたんだろう?]
シェットが外に様子を見に行ったので、エミーユとイレーコも後に続く。ラトも少し遅れて外に出て来た。
[ウォルト! ウォルト!]
王宮のほうから足早に歩いてくるウォルトを見つけ、シェットは尻尾をぶんぶんと振りながら興奮して叫ぶ。後ろには、イレーコやエミーユ、ラトの相棒をしている竜人もいた。