竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
ジェラールは棚に置かれたブラシにふと目を留める。
「それはミレイナが作ったブラシか?」
「あ、そうです。使ってみますか?」
ミレイナが手渡すと、ジェラールは素直にそれを受け取る。優しいブラッシングにちびっ子フェンリルは気持ちよさそうに目を瞑り、いつの間にかすやすやと寝息を立て始める。
ジェラールはそのちびっ子フェンリルをそっと魔獣舎の中の藁の上に置いた。
「気持ちよかったんですね」
「今夜、ミレイナにもやってみようかな」
「え!」
「夜、いつもウサギ姿だろう?」
ジェラールににこりと笑いかけられ、ミレイナはうぐっと言葉に詰まる。
今晩から一緒に寝るぞと宣言された日以降、ミレイナは毎晩ジェラールと一緒に寝ている。とはいっても、色っぽいことは一切なく、ウサギ姿でだが。
毎晩ジェラールに存分にもふられいつの間にか眠ってしまい、気がつくと朝でジェラールの胸の中という状態だ。
「それとも、今日から人間の姿で寝るか?」
ジェラールは魔獣舎の壁にトンッと片手を付くと、ミレイナを囲い込む。
「それはそれで、大歓迎だ」
「それはミレイナが作ったブラシか?」
「あ、そうです。使ってみますか?」
ミレイナが手渡すと、ジェラールは素直にそれを受け取る。優しいブラッシングにちびっ子フェンリルは気持ちよさそうに目を瞑り、いつの間にかすやすやと寝息を立て始める。
ジェラールはそのちびっ子フェンリルをそっと魔獣舎の中の藁の上に置いた。
「気持ちよかったんですね」
「今夜、ミレイナにもやってみようかな」
「え!」
「夜、いつもウサギ姿だろう?」
ジェラールににこりと笑いかけられ、ミレイナはうぐっと言葉に詰まる。
今晩から一緒に寝るぞと宣言された日以降、ミレイナは毎晩ジェラールと一緒に寝ている。とはいっても、色っぽいことは一切なく、ウサギ姿でだが。
毎晩ジェラールに存分にもふられいつの間にか眠ってしまい、気がつくと朝でジェラールの胸の中という状態だ。
「それとも、今日から人間の姿で寝るか?」
ジェラールは魔獣舎の壁にトンッと片手を付くと、ミレイナを囲い込む。
「それはそれで、大歓迎だ」