竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
(竜王妃になるって決めても魔獣係をやらせてもらえるのも、ジェラール陛下のお陰なんだよね)
魔獣係はどう考えても竜王妃の仕事ではない。けれど、ミレイナが続けたいとお願いすると、ジェラールは可能な限り、続けられるように配慮してくれた。
「ジェラール陛下」
「なんだ?」
ジェラールはこちらを向くと、柔らかに微笑む。
「私のわがままを聞いてくださり、ありがとうございます。その、魔獣係を続けさせてもらって……」
「構わない。ミレイナは魔獣達の世話をしているとき、表情がいきいきとしている。俺は、ミレイナの笑顔を作るのは自分であり続けたいと言ったはずだ」
胸の内にじーんと暖かいものが広がるのを感じる。
「では、ジェラール陛下を一番癒やせるのは私であり続けるように努力しますね」
「努力するまでもなく、ミレイナ以外にあり得ない」
(ああ、まただわ)
ミレイナは思う。
いつだってそうだ。
ジェラールはミレイナがほしい言葉を、ほしいときに惜しげなくくれる。
(大好きなこの人のために、頑張ろう)
ジェラールと一緒なら、どんな困難も乗り越えられる気がした。
魔獣係はどう考えても竜王妃の仕事ではない。けれど、ミレイナが続けたいとお願いすると、ジェラールは可能な限り、続けられるように配慮してくれた。
「ジェラール陛下」
「なんだ?」
ジェラールはこちらを向くと、柔らかに微笑む。
「私のわがままを聞いてくださり、ありがとうございます。その、魔獣係を続けさせてもらって……」
「構わない。ミレイナは魔獣達の世話をしているとき、表情がいきいきとしている。俺は、ミレイナの笑顔を作るのは自分であり続けたいと言ったはずだ」
胸の内にじーんと暖かいものが広がるのを感じる。
「では、ジェラール陛下を一番癒やせるのは私であり続けるように努力しますね」
「努力するまでもなく、ミレイナ以外にあり得ない」
(ああ、まただわ)
ミレイナは思う。
いつだってそうだ。
ジェラールはミレイナがほしい言葉を、ほしいときに惜しげなくくれる。
(大好きなこの人のために、頑張ろう)
ジェラールと一緒なら、どんな困難も乗り越えられる気がした。