竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
ラルフは小さな頃からジェラールを見守ってきた側近中の側近だ。ジェラールの様子を見ていて、なんとなく嫌な予感がした。
そして、ラルフのその予想は見事に的中する。
母親譲りの愛らしさと父親譲りの美貌をもつ娘に近付く男の子をことごとく返り討ちにした結果、小さな天使に「パパなんか、きらいでしゅ!」と言われたジェラールがショックのあまり一週間以上執務できなくなるのは数年後のこと。
その期間中、ジェラールが休んだとばっちりはすべてラルフが被ったのだった。
〈了〉
そして、ラルフのその予想は見事に的中する。
母親譲りの愛らしさと父親譲りの美貌をもつ娘に近付く男の子をことごとく返り討ちにした結果、小さな天使に「パパなんか、きらいでしゅ!」と言われたジェラールがショックのあまり一週間以上執務できなくなるのは数年後のこと。
その期間中、ジェラールが休んだとばっちりはすべてラルフが被ったのだった。
〈了〉
< 244 / 244 >
この作家の他の作品
表紙を見る
「俺に触るな!」
伯爵令嬢のベアトリスは王宮舞踏会で、
婚約者のブルーノから突然婚約破棄を言い渡される。
なんでも、ベアトリスは友人であるローラを虐める悪女で、
ブルーノは彼女との真実の愛を見つけたのだとか。
──ベアトリス=コーベットは婚約者の気持ちを奪われ、
嫉妬から友人を虐め、
それが婚約者本人にばれて婚約破棄された
惨めな性悪令嬢である。
たちまち悪評が広がって困り果てたベアトリスは、
婚活することに。
ところが、友人に誘われて参加した舞踏会で
ブルーノとローラに鉢合わせしてしまう。
「男漁りをしてはしたない」
とふたりから糾弾されていたベアトリス。
その場に颯爽と現れてベアトリスに救いの手を差し伸べたのは、
なんとこの国の王太子アルフレッドで──。
「いらないなら、彼女は俺が貰おう。ベアトリスには俺の妃になってもらう」
「……は?」
俺様王太子×崖っぷち令嬢
ワケありの契約寵妃のはずが、殿下が離してくれません…!
表紙を見る
❖ベリーズ文庫2024年8月刊にて発売予定❖
15歳のときにアリスは政治の駒として隣国ビクルス国の王太子──クリス(23歳)のハーレムに送られる。
ところが、クリスは大の年上女性が好きだった! 絶対的寵妃ポジションに40歳熟女(異世界基準)がおり、完全に入れ込んでいる。
童顔なことも相まって、アリスは全く相手にされない。渡りが1度もないまま時だけが流れてゆき、ハーレムでは最下位の妃とみなされる。
ハーレムでは王太子の寵愛に応じて給金が決まる実力主義なシステムのため、アリスは使用人のように生活していた。ただ、そのおかげで各国から来た妃たちと仲良くなって色々な話を聞くことができ、各国の事情にとても詳しくなる。
そんな中、22歳のときに大事件が起こる。夫である王太子クリスが寵妃への贈り物のために多額の国費を使い込んでいることが発覚し、失脚してしまったのだ。財務健全化の一環でハーレムは解散され、アリスはアーヴィ国に戻ることに。
(よし!ハーレムで得た知識を生かして外交官になりましょう!)
そう決心したアリスだが、今度はシスティス国から政略結婚の打診が来て──。
訳ありヒーロー×ポジティブヒロインのラブファンタジー。
表紙を見る
公爵家の令嬢であるリーゼロッテは、どこに出ても恥ずかしくないような完璧な淑女。しかし、婚約者であるアドルフが王女と恋仲になり、全く身に覚えのない罪をでっち上げられて断罪され、悪女の烙印を押されてしまう。
失意の中、リーゼロッテの元に王家から寄せられたのはラフォン辺境伯であるテオドールとの婚姻の命令。
テオドールは2度目の結婚で、前妻を殺した残虐な男という曰くつき。リーゼロッテは断ることもできずに、辺境の地へ。
ラフォン領に到着した日、ふとした行き違いによりリーゼロッテは早速騎士を誑かしている噂通りの悪女だとテオドールに勘違いされてしまう。結果、初夜にテオドールは現れず、ふたりは白い結婚となる。
テオドールに嫌われていると気づいたリーゼロッテ、いつか追い出されるかもしれない日に備え一人で生きていけるように生活の基盤を作ろうと考える。
そして、法律で離婚が認められる二年後、リーゼロッテはテオドールに離婚を提案するがなぜか彼はそれを拒否。
さらに、偶然のアクシデントからリーゼロッテは幻獣になつかれる珍しい人だということが判明して──。
訳あり最強幻獣騎士 × 嫌われ毒婦
誤解からすれ違うふたりのラブファンタジー。
書籍化作品
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…