竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
「ラルフ。至急の案件だ」
「いかがされましたか?」
ラルフはアリスタ国から届いた手紙に何か重大案件があったのかと、表情を引き締める。
「耳飾りだ。至急で耳飾りの職人を手配しろ」
ジェラールは大真面目な顔で、そう命じた。
ラルフが部屋を出た後、ジェラールは改めてリックからの手紙を読み返す。先ほど、気になることが書いてあったのだ。
(薬? おかしな物が出回っているな)
そこには、獣人が活躍することを面白く思わない人々によりよからぬ薬が出回っているといるので取り締まりを強化しているということが書かれていた。
それらは普通の人間はなんともなくとも、獣人に飲ませれば効き目を発揮するらしい。
そのとき、ドアをノックする音がした。
ラルフが戻って来たのだと思ったジェラールは「入れ」と短く応える。
ところが、ドアの向こうから現れたのは、ラルフではなかった。
「いかがされましたか?」
ラルフはアリスタ国から届いた手紙に何か重大案件があったのかと、表情を引き締める。
「耳飾りだ。至急で耳飾りの職人を手配しろ」
ジェラールは大真面目な顔で、そう命じた。
ラルフが部屋を出た後、ジェラールは改めてリックからの手紙を読み返す。先ほど、気になることが書いてあったのだ。
(薬? おかしな物が出回っているな)
そこには、獣人が活躍することを面白く思わない人々によりよからぬ薬が出回っているといるので取り締まりを強化しているということが書かれていた。
それらは普通の人間はなんともなくとも、獣人に飲ませれば効き目を発揮するらしい。
そのとき、ドアをノックする音がした。
ラルフが戻って来たのだと思ったジェラールは「入れ」と短く応える。
ところが、ドアの向こうから現れたのは、ラルフではなかった。