謎の少女と暴走族
「あれ、兄貴は?」と瑠衣が言うと

「朝早くになんか用事で早くいったみたい

なの。」

へぇー兄貴が早くにねぇ笑

通りで朝恒例の抱きつきに来ないわけだ。

まぁありがたいけど。

「瑠衣、一緒に学校行こうよ。」

と言うと、「友達と一緒に行くんだ」

と断られた。「えー寂しいなぁ」でも

まぁ仕方ない。友達なら多分その子たちは

男子だろう。私はある時から男性恐怖症で

一部の人以外男性と接触するのは無理なの

だ。

「じゃあ一人で寂しく登校するよ、行って

きます」

と言って立ち上がるすると、瑠衣が子犬の

様にしゅんっとして

「ごめんね。」

と謝ってくる。私にも非があるのだから可

愛いけれどそんな顔しないで欲しい。もう

そろそろ私も男性恐怖症治していかないと

いけないのかもなぁ…と考えながら家を出

て学校へ向かう。
< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop