突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
料理か…


佐倉さんの言葉を思い出して
台所に立ってみる。

食材はさっき買ってきた。

料理はあまり得意じゃないけど
みんなのためにも頑張ってみよう。


とりあえず野菜を切り始めた。


「料理できるんだ。家庭的な女性…好きだな…」


背後にハスキーな声。


ドキっとして
振り返るといつの間にか後ろに
有が立っていて
顔をひまりの肩ごしに覗かせた。


キザな台詞を
サラリと言うんだから。

思ってはいたけど
本当に女性の扱いうまいよね。

トントン…


見られてると緊張しちゃう。

もう
あっち行ってよ…。
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