突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「っ!」


って…
ほらやっぱりやっちゃった…


はずかしい…。


「ん?」

有も気付いちゃった。

ドジがバレる。


「切った?見せて?」

「あぁ、大丈夫っ。大したことないもん。」

「見せて。」


有が珍しく真剣な顔するから仕方なく
指を差し出す。


「よかった…深くはないね?」


って
血がでた指をなんのためらいもなく
優しく吸った。


ひゃ!

突然の行動に頭がついてかなくて
頭が真っ白になった。


その柔らかい唇の感触に
思わず声が出そうになっちゃったよ。


「な…何すんの///汚いよっ!」

「別に汚くないよ…」


いつものふざけた感じは全然なくて
黙って引き出しから絆創膏を出して、
指に巻いてくれたんだ。
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