突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
今夜…

純大に言おう…この気持ちを。



決意を決めて、勢いよくベッドから飛び降りた。

部屋から出ると、ちょうど純大とばったり出くわした。



「あ、昨日は…ごめんね。なんか、介抱してくれたって、有から聞いて。」


突然のことに少し声がうわづってしまった。


こんなんで
ちゃんと告白なんてできるかな…


純大の視線が耳元をかすめた気がした。


イヤリング気づいてくれたかな…。



どきん

どきん


「ジュンちゃん…あの、今日話したいことがあるんだけど…。仕事の後…時間…」

「今日は遅くなる。」


私の言葉を遮るように純大は背を向けた。


「あとさ、それ…もうつけなくていいよ。やっぱり有に悪いしさ。」


「ジュンちゃん…」


それは明確な拒絶だった。
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