突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
私…
ジュンちゃんと付き合うことになったんだ。

それにキス…


バンの移動の中でも、さっきのことを思い出してしまっていた。


思い出すだけで、胸がどきどきしすぎて
爆発しそう。


…本当に私のこと?

嘘みたい。。



三人はまた座席で眠りについている。

リハーサルも結構ハードそうだったし、疲れているのだろう。


次は音楽番組の撮影だ。本当に忙しい。


「…よかったね。」


普段ほとんど口を開かない兼さんが、こっそり囁いた。


「あ、はい…なんか嘘みたいです。」

「君もちゃんと幸せになっていいんだよ。」


それだけ言うとまた静かに運転を始めた。
< 174 / 286 >

この作品をシェア

pagetop