突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「さ、佐倉さん…。」
佐倉さんは唇を強く縛って
何かを考えている。
「とりあえず、あいつらには黙っていろ。ライブ前に余計な心配をかける訳にはいかん。」
佐倉さんは私の肩をポンとたたいた。
そうだ…
こんなものが届いたと知ったら…
「わ、分かりました。」
「俺はちょっと上と相談してくるわ。後のこと頼むな。次は六本木のスタジオでレコーディングだからな。」
そう言って行ってしまった。
佐倉さんの背中はとても頼もしい。
私はいつも佐倉さんに頼りっぱなしでなさけない。
もしこの脅迫文を
彼らが知ったら、ライブを中止すると言うだろう。
それは、私が危険かもしれないから。
のろけではない。
彼らはそういう人間だ。
もし、このツアーが中止になったら、彼らの夢が遠ざかってしまうかもしれない。
私の存在が
三人の邪魔になりたくない。
私が…彼らを、彼らの夢を守らなければ。
佐倉さんは唇を強く縛って
何かを考えている。
「とりあえず、あいつらには黙っていろ。ライブ前に余計な心配をかける訳にはいかん。」
佐倉さんは私の肩をポンとたたいた。
そうだ…
こんなものが届いたと知ったら…
「わ、分かりました。」
「俺はちょっと上と相談してくるわ。後のこと頼むな。次は六本木のスタジオでレコーディングだからな。」
そう言って行ってしまった。
佐倉さんの背中はとても頼もしい。
私はいつも佐倉さんに頼りっぱなしでなさけない。
もしこの脅迫文を
彼らが知ったら、ライブを中止すると言うだろう。
それは、私が危険かもしれないから。
のろけではない。
彼らはそういう人間だ。
もし、このツアーが中止になったら、彼らの夢が遠ざかってしまうかもしれない。
私の存在が
三人の邪魔になりたくない。
私が…彼らを、彼らの夢を守らなければ。