突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「キス…していい?」


囁くような掠れた声。

激しく胸が跳ね上がった。


そして…
純大の首が傾いて、唇が重ねられた。


「ん…」


首の後ろと手首を掴まれたまま、
優しいキスが続く。


体の力がどんどん抜けてく。


チュッチュッて
音が立つたびに

体がキュンってする。


思わず目を開けたら、目が合ってしまった。

なんだか
苦しすぎて…


「ジュンちゃ…目…とじてょ…」


唇を触れさせたまま
声を出す。


「やだ…」

「恥ずかしい…」

「ひまりの顔…見てたい…」


こんな時だけ
『ひまり』って呼ぶのずるい。


あまりに胸がいっぱいで…
何も考えられない。


「ひまり…ひまり…。」


キスが深くなると、そのままソファに押し倒された。
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