突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「だって、好きだから…」


純大に思い切って自分から抱きついた。


「あ…!ダメ。」

「あ…」


これって…



「あー…だから、ダメだって…」


純大は少し腰を引くと、恥ずかしそうに笑った。


「ひまりちゃんに嫌われたくないからさ…俺、あんまり経験ないし、みっともないところ見せたくて、色々考えちゃって…。」


ジュンちゃんも、おんなじ気持ちだったんだ。


「でも好きな子と同じベッドにいるだけで、もうドキドキしちゃって…いてて。」

「痛いの?」

「あ、恥ずかしいな…あーもう、おいで。」


そのまま、ひまりを引き寄せると
身体に沈み込んだ。
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