突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「ひまりちゃん!迎えにきたよー!」

「えっ!」


着替えようと入院着を脱いだ瞬間、いきなりすごい勢いでカーテンが開けられた。


「ジュ…ジュンちゃん!」

「うっ!うわぁ!」


純大が慌てて飛び込んできて、背後でカーテンを閉めた。


「ご、ごめん!み、見られてないよな?」


カーテンの隙間から、辺りをうかがっている。


「あまり人通りないから、大丈夫だと思うけど…」

「よかった…って!俺もごめんっ!」


純大は慌てて顔を隠した。


「ちょ…ちょっと待ってね。いま、服着ちゃうから!!」


ワンピースをかぶろうとした瞬間、
背後から抱きしめられた。


パサっと手にあったワンピースが床に落ちる。


直接、肌から純大の熱と重みを感じる。


「ジュンちゃん…」

「腕…見せて。」
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