突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
最終公演は最高の拍手とともに幕を閉じた。
あんなことがあったのに、
三人はいつも以上の最高のステージを見せ、
ファンを喜ばせた。
やっぱり有はプロだった…。
「杏奈は…?」
あの後、外まで探しに行ったが、杏奈さんらしい人物は見つからなかった。
「なんでここに…。」
小池さんにチケットを渡したことを言っていいものか、分からなかった。
今の有に言ったら、
この前みたいに暴走するかもしれない。
そうしたら、もう小池さんのことは誤魔化せない。
「杏奈…。」
絞り出すような有の声に胸が苦しくなった。
杏奈さん…
どうして逃げるの?
どうして戻ってこれないの?
きちんと話をしてあげて。
あんなことがあったのに、
三人はいつも以上の最高のステージを見せ、
ファンを喜ばせた。
やっぱり有はプロだった…。
「杏奈は…?」
あの後、外まで探しに行ったが、杏奈さんらしい人物は見つからなかった。
「なんでここに…。」
小池さんにチケットを渡したことを言っていいものか、分からなかった。
今の有に言ったら、
この前みたいに暴走するかもしれない。
そうしたら、もう小池さんのことは誤魔化せない。
「杏奈…。」
絞り出すような有の声に胸が苦しくなった。
杏奈さん…
どうして逃げるの?
どうして戻ってこれないの?
きちんと話をしてあげて。