突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「綺麗な肌だね…。オレンジ系のチークが合うかな?」
有は慣れた手つきで、チークブラシを手に取る。
「メイク…得意なの?」
有は肯定するわけでもなく
ささっと私の頬をブラシでなでた。
「メイクさんが新色出たりするとサンプルくれたりしてさ…。女の子にやってあげると喜ぶんだよね。」
有の遊び慣れてる余裕が
また色気を帯びさせている。
蓮や純大とは違う雰囲気をもった人。
きっと
モテるんだろうな。
私のことなんて子供だと思っているに
違いない。
「ひま…。軽く目をとじて。」
いつの間にか
『ひま』と、そう呼ばれていることに気づいた。
だけど、店長に呼ばれているような嫌な気持ちには、なっていなかった。
有は慣れた手つきで、チークブラシを手に取る。
「メイク…得意なの?」
有は肯定するわけでもなく
ささっと私の頬をブラシでなでた。
「メイクさんが新色出たりするとサンプルくれたりしてさ…。女の子にやってあげると喜ぶんだよね。」
有の遊び慣れてる余裕が
また色気を帯びさせている。
蓮や純大とは違う雰囲気をもった人。
きっと
モテるんだろうな。
私のことなんて子供だと思っているに
違いない。
「ひま…。軽く目をとじて。」
いつの間にか
『ひま』と、そう呼ばれていることに気づいた。
だけど、店長に呼ばれているような嫌な気持ちには、なっていなかった。