突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「あれ、杏奈は?」
あの電話のあと、渋滞に捕まって
1時間以上かかってしまった。
家に帰ると有がテーブルに
突っ伏していた。
テーブルの上にはグラスと空のウイスキーのボトルが転がっていた。
「おい、有。杏奈は…」
有は肩を揺すると
少し顔を傾けて、こちらを見上げた。
アルコールの香りがツンと香った。
「行っちゃった。ごめん、蓮兄。止められなかった。」
「え…。」
まさか。
あの電話だけで
出て行くとは思わなかった。
「杏奈…あいつ。なに考えてるんだ…。」
(こんなことが公になったら…。)
俺は
こんな状況にもSun riseの立場を
先に考えている。
グループのリーダーとしては正解だけど
杏奈の兄としては最低だな…。
あの電話のあと、渋滞に捕まって
1時間以上かかってしまった。
家に帰ると有がテーブルに
突っ伏していた。
テーブルの上にはグラスと空のウイスキーのボトルが転がっていた。
「おい、有。杏奈は…」
有は肩を揺すると
少し顔を傾けて、こちらを見上げた。
アルコールの香りがツンと香った。
「行っちゃった。ごめん、蓮兄。止められなかった。」
「え…。」
まさか。
あの電話だけで
出て行くとは思わなかった。
「杏奈…あいつ。なに考えてるんだ…。」
(こんなことが公になったら…。)
俺は
こんな状況にもSun riseの立場を
先に考えている。
グループのリーダーとしては正解だけど
杏奈の兄としては最低だな…。