突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
有が連れてきたその子は
確かに杏奈に似ていた。
兄から見たら、さすがに違うけど
マスコミや仕事関係者くらいなら、騙せるかもしれない。
『おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません。』
ついに充電が切れたのか拒否しているのか
電話さえ通じなくなった。
身代わり…
まさかそんなこと出来るわけないと思っていたけど
これはチャンスなのかもしれない。
だけど
こんなこと、家族として許されることなのか。
『お兄ちゃんが、夢を叶えるためなら何でもするよ!』
だけど先に
その手を離したのはお前だ、杏奈。
俺は俺の夢と…
有と純大を守るためにも、何でもするよ。
有の視線に目で返事をした。
有は少し淋しそうに笑い、
次にはライブの時のような真剣な眼差しになっていた。
「実はさ…ひまりに、蓮の妹になってほしいんだ。」
確かに杏奈に似ていた。
兄から見たら、さすがに違うけど
マスコミや仕事関係者くらいなら、騙せるかもしれない。
『おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません。』
ついに充電が切れたのか拒否しているのか
電話さえ通じなくなった。
身代わり…
まさかそんなこと出来るわけないと思っていたけど
これはチャンスなのかもしれない。
だけど
こんなこと、家族として許されることなのか。
『お兄ちゃんが、夢を叶えるためなら何でもするよ!』
だけど先に
その手を離したのはお前だ、杏奈。
俺は俺の夢と…
有と純大を守るためにも、何でもするよ。
有の視線に目で返事をした。
有は少し淋しそうに笑い、
次にはライブの時のような真剣な眼差しになっていた。
「実はさ…ひまりに、蓮の妹になってほしいんだ。」