あの日々は、一生のタカラモノ。

碧の夢を応援することができるのはとても嬉しいし、彼が私の夢を応援してくれたのも嬉しかった。


離れたくないといえば嘘だった。


夢を諦めるという選択肢も、私の中ではなかった。


だから心の中での静かな応援を願った。


彼がどんな勉強をしているのか、私は全く知らない。


私がどんな勉強をしているのか、彼は全く知らない。


でもそれでいい。
< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop