あの日々は、一生のタカラモノ。
なにせその時点ですでに3年以上の年月が流れていたのだ。
10年近く過ぎているにもしそんな事実があるとすれば、それは奇跡としか言いようのないものだろう。
これが、私の片想い人生の中での一番だった。
明確な日を出さず、自分の中でどれが一番などと決めなければまだまだたくさんある。
例えば、小学生の頃にお皿を割ってしまって泣いているときに、「大丈夫?」と優しく声をかけてくれたこと。