彼氏君と秘密

「んうっ……やっ……」


私がやめてほしいと言おうとして口を開くと、舌先にぬるりとした感触。


殿下がディープキスをしてきたのだ。

私は思わず舌を引っ込めてしまう。

それでも器用に私の舌をからめとる殿下。


「ふぁ……あっ……んん……」


くちゅくちゅという音と自然に漏れる私の声。

初めての快感にぼんやりする頭で、殿下ってやっぱり俺様なんだ。

と思った。
< 32 / 36 >

この作品をシェア

pagetop