彼氏君と秘密
君と家庭科室
殿下と付き合い始めて一週間がたった。
私は相変わらず昼休みになると家庭科室ヘ行き、殿下と時間を過ごした。
殿下は殿下で、相変わらず俺様な感じ。
私が家庭科室に入った途端にキスをしてくるのだ。
「殿下って意外とキスとかしたがるんだねー。」
今日の4時間目は自習となり、みんなが思い思いの行動をとるなか、私は美雪と話していた。
そして私たちの生活ぶりを聞いた美雪が感想を述べたところ。
「うん……。私も、殿下は女子とのスキンシップはお断りなんだろうなあとか思ってた。」
「それが実際は……ねえ?ほんと、男の子ってわからないわ。」