絶対様
☆☆☆
美緒の弱みはなんだったのか?
それを咲たちに聞くのを忘れてしまっていた。
トイレに入って一度冷静になり、咲に連絡を取ってみよう。
そう思って教室から一番近いトイレに駆け込んだとき、目の前に光が立っていて驚いた。
「光、なにしてんの?」
聞きながら近づくと、光の手にカッターナイフが握られているのがわかった。
まさか、またニキビを切り取るつもりだろうか?
まぁいい。
ここに光がいたなら好都合だ。
「ねぇ、美緒の弱みを握ってたんでしょう? それってなんだったの?」
「弱み?」
一瞬こちらを見た光の目はどこかうつろだった。
次々と生まれてくるニキビに、光の精神は追い詰められている。
「そうだよ。弱みを握られていたから、美緒は大人しくあの廃墟に来たんだよね?」
質問するあたしの前で、光は制服を脱ぎ始めた。
美緒の弱みはなんだったのか?
それを咲たちに聞くのを忘れてしまっていた。
トイレに入って一度冷静になり、咲に連絡を取ってみよう。
そう思って教室から一番近いトイレに駆け込んだとき、目の前に光が立っていて驚いた。
「光、なにしてんの?」
聞きながら近づくと、光の手にカッターナイフが握られているのがわかった。
まさか、またニキビを切り取るつもりだろうか?
まぁいい。
ここに光がいたなら好都合だ。
「ねぇ、美緒の弱みを握ってたんでしょう? それってなんだったの?」
「弱み?」
一瞬こちらを見た光の目はどこかうつろだった。
次々と生まれてくるニキビに、光の精神は追い詰められている。
「そうだよ。弱みを握られていたから、美緒は大人しくあの廃墟に来たんだよね?」
質問するあたしの前で、光は制服を脱ぎ始めた。