絶対様
「あの日、体育館倉庫で美緒の写真を撮ったの。ちょうど、こんな感じの写真だった」
光は自分の体を見下ろして言った。
下着姿。
ということなんだろう。
あたしは下唇をかみ締めた。
あの日美緒は真っ青になって体育館倉庫から出てきた。
あたしが送ったメッセージに返事も既読もつかなかった。
その時の美緒はどんな気持ちでいたのか、想像するだけで胸が張り裂けてしまいそうだった。
「その写真、誰が持ってるの?」
「咲。でも、もう消したんだよ」
「嘘言わないで!」
「本当だよ。さすがにあの写真を撮ったってバレたらヤバイから、美緒を廃墟に呼び出してから消した」
光は嘘をついているようには見えなかった。
あたしは膝から崩れ落ちてしまいそうになるのを、どうにか耐えた。
そして目の前にいる光へ憎しみの視線を向ける。
光は自分の体を見下ろして言った。
下着姿。
ということなんだろう。
あたしは下唇をかみ締めた。
あの日美緒は真っ青になって体育館倉庫から出てきた。
あたしが送ったメッセージに返事も既読もつかなかった。
その時の美緒はどんな気持ちでいたのか、想像するだけで胸が張り裂けてしまいそうだった。
「その写真、誰が持ってるの?」
「咲。でも、もう消したんだよ」
「嘘言わないで!」
「本当だよ。さすがにあの写真を撮ったってバレたらヤバイから、美緒を廃墟に呼び出してから消した」
光は嘘をついているようには見えなかった。
あたしは膝から崩れ落ちてしまいそうになるのを、どうにか耐えた。
そして目の前にいる光へ憎しみの視線を向ける。