絶対様
同時にこれで本当に最後なのだとわかった。


これ以上美緒と一緒にいることはできない。


本当のお別れなのだと……。


「ありがとう美緒。大好き」


最後は笑顔でいたくて、あたしは無理矢理微笑んだ。


あたしから身を離した美緒も、同じように微笑む。


そして次の瞬間美緒は金色の光に包まれて、消えていってしまったのだった……。
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