絶対様
☆☆☆
一週間後。
廃墟から黒焦げの遺体が見つかったというニュースが流れていた。
火事があって随分時間が経過してからの発見になったのは、損傷が激しくて人だと判別するのに時間がかかったからだそうだ。
あたしはそのニュースを横目で確認してから、家を出た。
今日も空は雲ひとつない快晴だ。
咲も真里菜も光も、そして美緒もいなくなってしまったけれど、あたしにはとてもおだやかな日常が訪れていた。
通学路の途中で友人が待っていてくれる。
お昼を一緒に食べてくれる子がいる。
放課後遊びに誘ってくれる子がいる。
そんな、平和で幸せな毎日。
一週間後。
廃墟から黒焦げの遺体が見つかったというニュースが流れていた。
火事があって随分時間が経過してからの発見になったのは、損傷が激しくて人だと判別するのに時間がかかったからだそうだ。
あたしはそのニュースを横目で確認してから、家を出た。
今日も空は雲ひとつない快晴だ。
咲も真里菜も光も、そして美緒もいなくなってしまったけれど、あたしにはとてもおだやかな日常が訪れていた。
通学路の途中で友人が待っていてくれる。
お昼を一緒に食べてくれる子がいる。
放課後遊びに誘ってくれる子がいる。
そんな、平和で幸せな毎日。