絶対様
今日はこれからどうしようか。
咲はメッセージで夕方5時に空き家に来いと言っていた。
つまり、5時になると咲たちが家にやってくるかもしれないのだ。
その時間帯には絶対に家にいることはできない。
あたしはスマホを取り出して時間を確認した。
まだ昼前だ。
咲たちから逃げないといけないという気持ちで一杯で、少し早く家を出すぎてしまった。
でも、もう1度家に戻る気分ではなかった。
自分が咲たちのせいで右往左往するのは納得できないことだったし、どうせならこのひとりの時間を思いっきり楽しんでやろうと思ったのだ。
あたしはクリームソーダを飲み干して会計を済ませると、駅へ向けて歩き始めた。
時間はまだまだたっぷりある。
電車に乗って少し遠くまで行ってみるのもいいかもしれない。
普段の生活から離れることで見えてくる景色は大きく変化する。
そう期待して足を進める。
気がつけば目を細めて空を見上げ、鼻歌まで歌っている自分がいた。
学校内では考えられないことで、つい笑ってしまった。
咲はメッセージで夕方5時に空き家に来いと言っていた。
つまり、5時になると咲たちが家にやってくるかもしれないのだ。
その時間帯には絶対に家にいることはできない。
あたしはスマホを取り出して時間を確認した。
まだ昼前だ。
咲たちから逃げないといけないという気持ちで一杯で、少し早く家を出すぎてしまった。
でも、もう1度家に戻る気分ではなかった。
自分が咲たちのせいで右往左往するのは納得できないことだったし、どうせならこのひとりの時間を思いっきり楽しんでやろうと思ったのだ。
あたしはクリームソーダを飲み干して会計を済ませると、駅へ向けて歩き始めた。
時間はまだまだたっぷりある。
電車に乗って少し遠くまで行ってみるのもいいかもしれない。
普段の生活から離れることで見えてくる景色は大きく変化する。
そう期待して足を進める。
気がつけば目を細めて空を見上げ、鼻歌まで歌っている自分がいた。
学校内では考えられないことで、つい笑ってしまった。