絶対様
疑問を感じて恐る恐る目を開けると、そこにはあたしをかばうように立ちふさがる美緒の姿があったのだ。
美緒は体を曲げて震えている。
「美緒!?」
あたしは咄嗟に声を上げて美緒の体を後ろから抱きしめた。
確認してみると、美緒の制服の上着が切り裂かれているのがわかった。
美緒は真っ青になっていて、今にも倒れてしまいそうだ。
「なんだよお前。なんで邪魔するんだよ!」
真里菜は叫び、ブンブンとカッターナイフを振り回す。
あたしと美緒はそれから逃げるように身をかがめ、出口へと向かった。
だけど、もちろんここの鍵はしっかりとかけられている。
通常のカギなら内側、外側の両方から開閉できるようになっている。
しかし、咲たちが内側に南京錠をかけてしまっている状態なのだ。
南京錠のカギは、もちろん咲が持っている。
どうしてそんなものを持っていたのか、聞かなくてもわかった。
全部、あたしたちをイジメるために用意したのだ。
美緒は体を曲げて震えている。
「美緒!?」
あたしは咄嗟に声を上げて美緒の体を後ろから抱きしめた。
確認してみると、美緒の制服の上着が切り裂かれているのがわかった。
美緒は真っ青になっていて、今にも倒れてしまいそうだ。
「なんだよお前。なんで邪魔するんだよ!」
真里菜は叫び、ブンブンとカッターナイフを振り回す。
あたしと美緒はそれから逃げるように身をかがめ、出口へと向かった。
だけど、もちろんここの鍵はしっかりとかけられている。
通常のカギなら内側、外側の両方から開閉できるようになっている。
しかし、咲たちが内側に南京錠をかけてしまっている状態なのだ。
南京錠のカギは、もちろん咲が持っている。
どうしてそんなものを持っていたのか、聞かなくてもわかった。
全部、あたしたちをイジメるために用意したのだ。