恋愛アレルギー
学校へ行くときも普段でも、こればかり履いているから当然の結果だった。


「よし、今日は特別に新しい靴も買ってあげよう!」


「いいの?」


予定にしていなかった買い物にあたしは母親を見る。


「いいに決まってるでしょう? こういうときのために働いてるんだから」


母親はそう言って真っ先に靴屋へ向かったのだった。
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