恋愛アレルギー
☆☆☆

1時間ほど買い物をして、店内にあるフードコートで軽食を食べたあたしたちは車に戻ってきていた。


「沢山買い物したね」


牛乳や洗剤だけじゃなく、マドラーやポーチなど、本当に必要かどうかわからないものまで沢山購入した。


その間母親は終始楽しそうで、「こういう買い物も必要なのよ」と、笑っていた。


「お腹も一杯になったし、もう大丈夫ね」


「え?」


大丈夫ってどういうことだろう?


疑問を感じたけれど、母親はあたしの頭をポンッとなでると車を発進させたのだった。
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