ドライブスルー彼氏
☆☆☆
まさか自分がこんな形で男性を知ることになるとは思っていなかった。
あたしはあの後大谷さんとホテルへ向かった。
50代の男性の体にしては引き締まっていたし、不快感はそれほどなかった。
それよりなにより、大谷さんは行為の後本当に大金をくれたのだ。
処女喪失と、大金とを目の前にしてあたしは貧血で倒れてしまいそうになった。
実際翌日の学校は体調が悪くて休んでしまったほどだ。
両親にも友達にも、誰にも言えない秘密ができてしまった。
その後ろめたさと、両親への罪悪感で翌日は1日中ろくにご飯が食べられなくなった。
だけど、その日の夕方になって靖くんと会うと、そんなこともすぐに忘れてしまった。
封筒に入った現金30万円を手渡すと靖くんはすごく驚いた顔をしていた。
あたしが簡単に出来事を説明すると、靖くんはひどくつらそうな表情になった。
『俺のせいでごめん』
そう言ってうなだれていた靖くんだが、勢いよく顔を上げると『俺と付き合ってくれないか』と、言ってきたのだ。
ちゃんと告白されたのはこれが始めてで、あたしは目を白黒させて靖くんを見つめ返した。
靖くんの表情は真剣そのものだった。
まさか自分がこんな形で男性を知ることになるとは思っていなかった。
あたしはあの後大谷さんとホテルへ向かった。
50代の男性の体にしては引き締まっていたし、不快感はそれほどなかった。
それよりなにより、大谷さんは行為の後本当に大金をくれたのだ。
処女喪失と、大金とを目の前にしてあたしは貧血で倒れてしまいそうになった。
実際翌日の学校は体調が悪くて休んでしまったほどだ。
両親にも友達にも、誰にも言えない秘密ができてしまった。
その後ろめたさと、両親への罪悪感で翌日は1日中ろくにご飯が食べられなくなった。
だけど、その日の夕方になって靖くんと会うと、そんなこともすぐに忘れてしまった。
封筒に入った現金30万円を手渡すと靖くんはすごく驚いた顔をしていた。
あたしが簡単に出来事を説明すると、靖くんはひどくつらそうな表情になった。
『俺のせいでごめん』
そう言ってうなだれていた靖くんだが、勢いよく顔を上げると『俺と付き合ってくれないか』と、言ってきたのだ。
ちゃんと告白されたのはこれが始めてで、あたしは目を白黒させて靖くんを見つめ返した。
靖くんの表情は真剣そのものだった。