ドライブスルー彼氏
無常にも終わらされたメッセージのやりとりにあたしは画面を見つめてポカンと口をあけてしまった。


ためしに琴葉に電話をしてみたけれど、それも出てもらえなくなっている。


本当に彼氏と映画に行っているんだろうか?


驚きと同時に不信感が浮かんできて、あたしは勢いよく立ち上がっていた。


この小さな町の中に映画館はひとつしかない。


あたしはすぐに自室へ戻り、着替えを始めたのだった。
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