ドライブスルー彼氏
☆☆☆
翌朝起きたのは8時頃だった。
いつもは昼前まで眠っているのに、さすがに今日は目が覚めてしまった。
リビングへ降りていくと両親ともまだ出かけていなくて、降りてきたあたしを見て驚いた顔をしていた。
「どうしたの、今日は日曜日よ?」
驚いて声をかけてきたお母さんに曖昧な笑みを浮かべる。
「今日は琴葉と遊びに行くの」
咄嗟の言い訳で出てくるのはやっぱり琴葉の名前だ。
それで両親は納得してくれるから。
「あらそう。あまり遅くならないように帰ってきて、洗濯物を取り込んでおいてね」
「わかってる」
共働きの我が家の家事をするのは、もう当然のことになっていた。
「それじゃ、お母さんは仕事だから行ってきます」
「行ってらっしゃい」
お母さんを見送って、お父さんと2人きりになる。
介護の仕事をしているお父さんは、今日は夜勤なのだ。
お昼まで起きてそこから一眠りをして、夕方頃出勤する。
昼間の勤務から夜勤への切り替えが難しいようで、今はぼんやりとテレビを見ていた。
眠る前だからあまり動きたくないみたいだ。
あたしは朝食を食べて片づけを済ませると自分の部屋へ戻った。
翌朝起きたのは8時頃だった。
いつもは昼前まで眠っているのに、さすがに今日は目が覚めてしまった。
リビングへ降りていくと両親ともまだ出かけていなくて、降りてきたあたしを見て驚いた顔をしていた。
「どうしたの、今日は日曜日よ?」
驚いて声をかけてきたお母さんに曖昧な笑みを浮かべる。
「今日は琴葉と遊びに行くの」
咄嗟の言い訳で出てくるのはやっぱり琴葉の名前だ。
それで両親は納得してくれるから。
「あらそう。あまり遅くならないように帰ってきて、洗濯物を取り込んでおいてね」
「わかってる」
共働きの我が家の家事をするのは、もう当然のことになっていた。
「それじゃ、お母さんは仕事だから行ってきます」
「行ってらっしゃい」
お母さんを見送って、お父さんと2人きりになる。
介護の仕事をしているお父さんは、今日は夜勤なのだ。
お昼まで起きてそこから一眠りをして、夕方頃出勤する。
昼間の勤務から夜勤への切り替えが難しいようで、今はぼんやりとテレビを見ていた。
眠る前だからあまり動きたくないみたいだ。
あたしは朝食を食べて片づけを済ませると自分の部屋へ戻った。