ドライブスルー彼氏
あたしは大きく息を吸い込み、そして両目を開いてメールを確認した。


《明久:どうしてブロックするの?》


たったそれだけの文面。


なのに、あたしの全身に鳥肌が立っていた。


えもいわれぬ気持ち悪さが突き上げてきて、めまいがした。


あたしは返事をせず、足早に学校へ向かったのだった。
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